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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
旅行先で凍った道で滑って転び、うっかり手をついて右手首骨折。。レントゲン見た整形外科の先生が、きれいに三つに割れてると言ってました。

 子供の頃、スケートリンクで衝突を避けようとして転び、右手突いた時は捻挫ですみましたが、今回は折れました。運動神経が悪いなりに無理しないできたせいか大きな怪我を経験しなかったので、よりによって家族の不幸が続いた今年の年末イベントとは。

 でも旅行の最終日だったので散策切り上げて受診して手当受けられたし、異変感じてたまたま函館市の移住相談窓口にお願いしたらクリニック調べてくれてタクシー呼んでくれたし、看護師さんも帰りのタクシー呼び止めてくれるまでいろいろ親切にしてくれた上「これで函館嫌いにならないで欲しい」と言ってくれたし、身に沁みる。
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ひきポス
『ひきポス』は、ひきこもり当事者や経験者の生の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。毎週金曜日更新。

ひきポスとは?
当事者や経験者の生の声を発信する


『ひきポス』は、ひきこもり当事者や経験者の生の声を発信する情報発信メディアです。ひきこもりや生きづらさ問題を当事者目線で取り上げていきます。

ひきこもりは「部屋から出たら終わり」と思われがちですが、そこからまた新しい困難が始まるというのが、経験者としての実感です。ですからひきこもりだけでなく、執筆者達の現在進行系で抱えている生きづらさもテーマにしていきたいと考えております。そして、見かけ上はひきこもってはいないけど、生きづらさを抱えている方にも届くコンテンツになれれば幸いです。


苦しみの闇に浮かぶ一筋の光に


私も以前、ひきこもっていた時期がありました。原因は様々あると思いますが、一番は自己嫌悪をこじらせきっていたんだと思います。

子供時代に安心できる環境がなく、自分の気持ちを押し殺して生きていました。そして殺しきってしまった。自分の中の本当の気持ちは姿を隠し、いつも心の穴に苦しんでいました。自分が嫌いで嫌いでいつも葛藤で疲れ切っていました。

他者との繋がりを理解できず、社会に表面だけ合わせるのも限界になり、ひきこもってしまったんだと今は思っています。

夏休みの宿題が一つも終わってない8月31日のような焦りと不安が毎日続く。そこにのしかかる絶望と無気力と苦しみ。先のまったく見えない暗闇の日々でした。

当時、自分と同じように「人生がうまくいかなくなってしまった人」がどうやって生きていくのか、そんな話を聞きたい読みたいと思っていましたが、そこにはたどり着けませんでした。

世界で苦しんでいるのは自分たった一人ではないのか。これほど苦しい思いはそうないです。同じような苦しみを抱えている人の情報があれば、もっと早くどん底の苦しみから抜け出せたかもしれない。

暗闇に浮かぶ一筋の光になるかもしれない。そんな思いがあるから当事者発信を続けています。

負の経験を価値にする

そうして、今まで「不登校新聞」や「ひきこもり新聞」を舞台に活動を行ってきました。

そこでは、自身のひきこもりや、生きづらさの経験を言葉にすることで、多くの人々に生きるヒントや、時には勇気をも与えられることを実感しました。

ひきポスによって、ひきこもりや生きづらさの経験は、隠すべきマイナスの経験などではなく、伝える価値のあるプラスの経験にもなるのだと、社会へ示していきたいと考えています。

当事者、経験者で作り上げるメディア

ひきポスは全員ひきこもり当事者、経験者で運営しています。月に一度の編集会議では当事者、経験者が集まり、記事のアイデアを練っています。私は、"弱さ"でつながるのは、苦しいことや暗いことではなく、むしろ楽しくて役立つことだということを気づきました。今後は社会の方も"弱さ"でつながることを取り入れていくのではないか、そんな予感さえもします。

またひきポスでは、ゆくゆくは記事を書いて頂いた方に原稿料をお支払する仕組みを作りたいと思っています。自分の書いた当事者経験が読まれ、評価されることで、書き手の心が軽くなる。さらに読み手の役に立つ。そしてそのことが評価されお金になれば、一石三鳥の当事者支援にもなります。

今まで活躍できなかった人が活躍でき、そして一人でも苦しい人が減る。そんなメディアに育てていきたいと思います。

今後、WEBをご覧になれない方のために冊子版を製作する予定です。創刊号の発売は2月15日を予定しております。

みなさまの温かいご支援を宜しくお願い申し上げます。そしてどうぞひきポスをブラウザのお気に入りに登録して頂き、時々覗きに来て下さい!

ひきポス編集長 石崎森人

更新情報が届きます。ぜひフォローしてみて下さい!

 引きこもりを抱えていた家族として有用な情報があれば今後紹介したい。
会社名に見覚えがあったので目を引いた記事。

従業員の半数がフリーターや引きこもり経験者、上場企業で起きた人材再生の奇跡
フリーター、引きこもり経験者ばかり
デジタルハーツで働く社員の素顔
 従業員の半数をフリーターや引きこもり経験者で占めるという、上場企業がある。

 ゲームなどの機器の不具合を探し出す(デバッグ)サービスを専門とする「株式会社ハーツユナイテッドグループ」の子会社である「株式会社デジタルハーツ」という東証一部上場企業だ(※2013年に株式会社デジタルハーツから持株会社体制に移行し、株式会社ハーツユナイテッドグループとして上場)。

 登録する従業員数は、約8000人。毎日約3500人が稼働して、ゲームのデバッグをメインに、バグ(不具合)を見つける作業に従事している。

 発売前の機密情報を扱うため、仕事は全国15ヵ所のラボと呼ばれる作業拠点で行い、在宅での勤務は禁止。クライアントのニーズに応じて、現場に出向くこともある。

 スタッフは、引きこもり状態にあった人などの未就業者が多い。長年ゲームなどの機器に慣れ親しんできた人ほど、バグを見つけるという真面目さと緻密さが要求される仕事に向いていたからだ。

 創業は2001年。宮澤栄一社長(現在は会長)がフリーターなど6人とともに、6畳1間で立ち上げ、ゲームのチェックの仕事から始めた。その後も、未就業者たちと出会って一緒に仕事をするうちに、「自分が持っていたオタクの概念を壊された」という。

「ゲーム好き集まれ!」と呼びかけると、月に250人くらいがまずアルバイトとして登録していく。

 アルバイトは時給制で、週1日からでもOK。いきなりフル雇用を求められないところが、引きこもり歴の長かった当事者にもマッチする。

 バグを多く見つけられる人は、契約社員、社員へと昇格できる。契約社員以上は社会保険に加入でき、有給休暇も社員と変わらない。社員の半数はアルバイトから昇格したという。

 雇用に当たっては、その人のバックグラウンドを重視しない。選考も年齢制限もない。条件は、身元保証人を付けることだけだ。身元保証人は親でもいい。機密情報を扱う責任ある仕事をするからだという。
 同社によると、これは雇用対策でもなく、引きこもり対策でもない。ビジネスとして雇用していたら、結果的に雇用者の半数がフリーターや引きこもり経験者だった。社会貢献をしようと思っているわけではなく、「戦力」として見ているのだ。

 後で障害を持っていることがわかるケースがあっても、障害者雇用の枠で募集することもしていないという。ただ、そういう当事者たちが働きやすい環境であるのは、「8000人のオタク集団」という武器が、この会社の強みだと認識してるからだろう。

ひたすらバグを見つける毎日
無口だった人がリーダーになっていく

周囲と協力しながらデバック作業に打ち込むなかで、社員たちは徐々に変わっていく
登録説明会に来た「働きたい」希望者には、門戸が開かれている。希望者は入社の手続きに入り、研修を受けることになる。

 研修は、ビジネスマナーや情報の取り扱いなどの内容。作業のOJTはチームの中で行う。チームは通常20人くらいで組むが、最初は目が届きやすいよう6人くらいの少人数から始める。チーム構成は、お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんで、新人は末っ子として入る。それぞれの役割分担の中から子が独り立ちしていくという、高度経済成長期の会社のような「社員は家族」という懐かしい考え方も漂う。

 最初はうつむきがちで何も話さなかった人が、変わっていく事例も少なくない。いつもゲームやアニメを見ているような人が、やらなければいけない仕事を割り当てる役を任されたことをきっかけに、自分から積極的にお願いしたり、相談したり、自ら発信したりし始めた。コミュニケーションも増えて、チームのリーダーにまでなった。

 一方で、ひたすら黙々とバグ見つけることに喜びを感じる技術職もいる。それぞれ皆、特性は違う。

 やはりバイトから入ってチームのリーダーを経験したことのある女性従業員は、こう話す。

「何か指示を出すと、言われたことを完遂しようとひたむきに作業してくれる人が多い。でも、ずっとゲームをやっていると、そのことについては誰よりも詳しくなる。蓄えた知識を“みんなにも教えてあげて”みたいに誘導すると、他人に教えることに喜びを感じて話せるようになるし、責任感も出てくるんです」

 親が会社のパンフレットなどを持って帰っても、2~3年くらい説明会に来られず、会社に登録できても、急に休んでしまったり、1~2ヵ月来られなくなってしまう人たちもいる。

 ただ、会社としては、その人のバックグラウンドは知らないし、重視していない。従業員は、未経験のゼロベースからスタートする。そして問われているのは、多くのバグを見つけるために、いつまでもまっすぐで純粋でいることだという。

 肉体的な負担はあまりないものの、仕事は厳しい。たとえば、ゲームのコントローラーを細かくずらしていって、抜ける瞬間を見つけるため、ひたすら当たりチェックをしていく。

 忍耐力と集中力が必要とされるため、安易に入ってくる人は辞めていく一方で、バグを見つけることが好きになっていく人には向いているという。

「バグを見つけると、チームが喜んでくれるので、やりがいを見つけられます。最初は週1日しか来られなかった人が、少しずつ回数を増やせるようになって、今では毎日来られる人もいます」(同グループIR広報室・山岸美香室長)

働けるとは思わなかった子が
会社で管理職になれるなんて……
 志望動機は「ゲームが好きだから」という人が多い、入って来てもゲームの話ができるので、ネットワークが広がっていく。他にもミュージシャンや劇団員、雀士といった多様な人たちがいる。様々な背景の人たちが分け隔てなく、コミュニティをつくっている会社というところも興味深い。

 ラボを視察した人たちからは、皆がしっかり挨拶し、仕事を黙々とこなしているのを見て、「皆さん、真面目ですね」という声が多いという。挨拶は、「ゲームのスタートボタンを押すものだと思ってやりなさい」と徹底させている。

 家族からも、「働いていけるかわからなかったような子が、上場会社の管理職を務めているなんて」などと感謝の手紙や電話が寄せられたり、子どもの社会保険加入の通知を見た親が喜んで菓子折りを送ってきたりすることもあった。

「17年、情報漏えい事件も一度も起きていない。それだけ真面目な人が多い。責任感が強くて没頭しやすいという日本人的な特性が、このビジネスにマッチしていると思います。そういう点が、海外からも評価されているのです」(山岸室長)

 求人は、ウェブで「デジタルハーツ」と「アルバイト」と検索すると、随時行われている。

(ジャーナリスト 池上正樹)

 今年3月に亡くなった弟が、数年前に10年ぶりぐらいにアルバイトとして働いた会社ではないか。たまにしか声がかからなかったことに加えて、持病の腰痛が酷くなって、就業できなくなったのだが。。

 弟は自分なりに社会復帰を図ろうとしていたんだな、と、ほろり。

精神科医が見たひきこもりの現実
「ひきこもり」の定義とは以下のものだ。
①就労・就学していない。
②精神障害ではない。
③家族以外の他者との交流を持たず6カ月以上続けて自宅にひきこもっている状態。

「引きこもり」長期高齢化の陰で
一般に「引きこもり」とは、他人や社会と関わりを持たず、自立・自活しないで長期間孤立 (厚生労働省の定義では6カ月以上) している
引きこもりが日本で注目されたのは1990年代後半からだが、その総数は依然として増加傾向にあると筆者は考えている。この国の医療や福祉は、必ずしも引きこもり問題の改善に成功していない。自分から医療や支援機関に足を運べる、比較的症状の軽いケースについては、治癒や改善に至ることが多い。しかし、長期間孤立する「重篤」なケースについては、その多くがあまり改善しないまま40代、50代と高齢化の一途にあるとみられる。長期引きこもり当事者を抱える家庭では、暴力沙汰が生じたり、家族全体の思考や感情が麻痺(まひ)したりして、状態を悪化させてしまうこともある。
厚生労働省などの調べでは、引きこもりの約3分の1に精神疾患(統合失調症やうつ病など)、3分の1に発達障害、さらに残りの3分の1にはパーソナリティー障害(性格や行動、思考に偏りがあるために自分自身と周囲が苦しむ状態で、さまざまなタイプがある)などがみられるという。原因はさまざまだが、学校や職場でいじめを受けたり、「ネグレクト」により十分な愛情やコミュニケーションの経験を家庭内で得られなかったりなど、一種の虐待を受けた当事者が少なくない。
 

「当事者が語るひきこもりの気持ち:林恭子さん」
実家の残置物回収が終わった。50年も家族が住んでいただけあって、4日かかった。

 がらんどうになった家。

 ありがとう。そして、さよなら。

 明日からは解体が始まる。

「ひきこもり就労支援、半数の自治体が断念」当事者や家族から疑問の声
 11月27日に産経新聞が報じたひきこもり就労支援、半数の自治体が断念 「新しい環境に拒否感」という記事に、当事者や家族から疑問の声が上がり、厚労省も困惑している。

 これは当初、厚労省が来年度の予算で概算要求している「社会的孤立に対する施策について~ひきこもり施策を中心に~」などの資料に基づき取材した内容と推測した。正確には、「就労支援」ではなく、生活困窮者自立支援制度に基づいた市町村での「就労準備支援事業」のことだ。

 同記事によると、<ひきこもりなどを対象に就労準備を支援する事業>について、福祉事務所を設置している全国の自治体(約900)の半数以上が断念していたことが11月26日、厚労省の調べでわかったという。

 事業を断念した理由も、<「利用ニーズ」に問題を挙げる自治体が一番多い。その中で対象者が「必要性を理解しない」(58・2%)が最多。次いで、「新しい環境に拒否感がある」(39%)…>だったとして、こう書き加えられていた。

<自立できなければ生活保護に移行し、社会保障費がさらに増大することが懸念されている。>

 いったい、「懸念」しているのは、誰のことなのか。

希望していても行けないのに、憶測で書かれている

 この1文に対し、さっそく突っ込みを入れたのは、他ならぬ「ひきこもり」当事者たちだ。

<生活保護を受け取れるようになることは、ひきこもりにとって自立の一つのかたちではないのか>

 フェイスブック上で、ぼそっと池井多さん(ペンネーム=50代)は、<この記事に異議あり>として、そう反発する。

 別の40代当事者も、フェイスブック上で、

<ほとんどのひきこもりの支援が「就労」前提の支援ばかり、行政は上から目線の支援ありき>

<情報も少ないし・ハードルも高い。当事者の意向なんて、ほとんど、無視。言うても、無駄の“空気”もあるから、当事者から、拒否されて当然です>

 などと批判した。

 一方、「今の(パワハラに遭って以来、戻りたいのに戻れなくなった)立場では、表だって発信できない」と、こっそり筆者にメッセージを送ってくれた30代の当事者は、「社会の偏見が私のような人間の居場所を潰している事を、もっといろんな人にわかって欲しいです」などと脅える。

 しかも、記事には、<自治体の中には経済負担を削減するため、約3割が「手当」として対象者に金銭を給付していることも判明>と記されていた。

「判明」という表現は、まるで対象者への手当の給付が問題であるかのようにも受け取れる。

 言うまでもなく、地域にひきこもる人が「支援」に辿り着くための唯一の手段は、交通費をかけて支援の場に来てもらうか、当事者たちの気持ちを理解できる支援者が自宅に訪問するしかない。とくに地方では、片道だけでも千円、2千円と身銭を切らなければならず、支援を受けたくても諦めざるを得ない人たちが数多くいる。そうした現実をどこまで想像できていたのだろうか。

 家族会唯一の全国組織である「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」のスタッフは、「実際は希望していても行けないのに、必要性がないかのように憶測で書かれている。たとえ拒否感があったとしても、まず必要性を理解してもらうことが専門家の仕事。拒絶する人の気持ちも十分に理解したうえで、どう受け入れてもらえる場をつくり出すかのほうが先決ではないか」と憤る。

 当事者たちや家族が指摘するように、利用すべき者が利用しなかったのだとしたら、支援事業が当事者の求めるものやそれぞれの実態に寄り添えておらず、支援の入り口ですれ違いを起こしている可能性があることを示唆している。事業の制度設計や支援の姿勢、方法に、何かしらの課題があるとみるのが、断念の理由から導き出せる結論であり、「生活保護への移行」や「社会保障費の増大」への懸念ではない。だから、この記事は破たんしているのだ。

自治体の「手当て給付」の対応は評価

 厚労省によれば、この記事は、同省の関連部署にはまったく取材しないで書かれていたこともわかった。

 記事の情報源は、6月8日の「社会保障審議会生活困窮者自立支援生活保護部会」の資料18ページに出てくる「就労準備支援事業を利用すべき者が利用しなかった理由」という設問だ。最も多かった「本人が希望しない」のうち、「必要性を理解しない」「新しい環境に拒否感がある」「参加のための経済的負担ができない」が上位を占めている。

 しかし、自治体が実施していない本当の理由は、同資料の17ページにあった。「就労準備支援事業を実施しない理由」という設問があり、「利用ニーズが不明」が37・9%で最も多かったのを始め、利用ニーズはあるのに「事業化しにくい」「事業介していない」と「事業化したいが予算面で困難」を合わせると、5割以上を占めている。つまり、本当の理由は、自治体の事業が、当事者のニーズに十分寄り添えていないことが調査で浮き彫りになっていたからだ。

 さらに、本来は利用してもらいたいのに、支援に結びついていない人や、支援に結びつけるまでに難しい人もいる。

 厚労省では、そういう調査結果が出ていることから、「来年度の予算要求の中で、就労準備支援の加算などで手厚い支給ができるよう、サービスに結び付けていきたい」(社会援護局)と説明する。

 なぜ、こうした重要な問題については触れられていなかったのか。そもそも、なぜ6月に公表された資料の中から、どういう経緯で今の時期に、「厚労省の調べでわかった」という書き方になったのか。

「記事にあった<約3割が手当を給付していることも判明>については、自治体に就労準備支援事業の制度外として対応頂いている。そういうニーズがあると思っているし、実際、部会の中でも同様の意見が出た。この自治体の対応は問題と捉えてなく、むしろ評価できると思う」(厚労省社会援護局)

 他にも、市町村向けに、第一次相談窓口である「ひきこもり地域支援センター」や、養成、派遣、訪問による支援等を行う「ひきこもりサポーター等養成研修事業」、居場所やプラットホーム構築などの「ひきこもりサポート事業」を補助していくメニューも予算調整中だ。これらは、いずれも「任意」の施策なのに、とりわけ「就労」だけに特化して、個人に問題があるかのようなトーンにすり替えられているのはなぜなのか。

当事者たちのニーズに耳を傾けるしかない

 近年、国の「ひきこもり支援」は、子ども・若者育成支援推進法.に基づく「就労」から、生活困窮者自立支援法を根拠にした「福祉」施策へと、大きく転換した。この事実は、自治体の現場でもメディアでも、きちんと理解している人が少ないように思う。

 背景には、ひきこもる子と親の高齢化が進み、親亡き後に残された子が、情報やノウハウのない中で課題を解決できずに生きていけなくなる事例が頻発していることにある。親子が80代(70代)と50代(40代)を迎え、「親子共倒れ」が懸念される、いわゆる「8050」(はちまるごーまる)問題だ。

 厚労省の方針転換も、これからは、個人や世帯の抱える複合的課題などへの包括的な支援などを通じて、1人1人の「生き方」の支援に重点を置こうとしている。
 
 これまで「ひきこもり支援」の窓口とされ、批判の多かった「就労支援」のサポステ(厚労省の地域若者サポートステーション)の対象からも、ようやく「ひきこもり」が外れた。

 地域でつながりがないまま、ひきこもる人たちが、再び社会に出たいと思ったときに、何が壁になっているのか。まずは、当事者たちから気持ちや意向を聞いて、施策に反映させていくことが急務となっている。

 ひきこもり問題に詳しい山本博司参議院議員(公明党)は、「地域共生社会の中で、受け皿を工夫しながら考えていくことが大事なのに、そういう認識やノウハウがなく、事業のことを行政も議員も知らない。何が市町村でできないのか、これから温かく見ていかなければいけない」と指摘する。

 過去のトラウマの影響による長期ひきこもり生活を経て、地方で就活を続けている30代の当事者は、こんな感想をメールで寄せた。

<ひきこもり支援は、まずは就職支援からではない。(就労準備支援事業の)断念とは、それが必要な支援にまだ至ってないという深刻な実態を物語っています。何より、当事者たちが何を必要としているのか、よく耳を傾けるしかない。それを踏まえ、支援を変える。または、就職支援に入る前段階の支援を増やしてほしい>

 この記事で言う「8050」問題、より具体的には実家に生活していた引きこもりの50代息子と80代の老母が共倒れし、相次いで亡くすという出来事を経た私には、もう引きこもりの自立を社会は支援してくれないかと暗澹たる気持ちになった。いや、むしろ対象者を50代まで引き延ばして欲しかった。なぜなら、メンタルを含む病気やコミュニケーション力などをこじらせて社会的に孤立してしまった引きこもりが社会に出て来られるようになるためには、家族の力だけではどうにもならないからだ。

 そして親が80代になって経済的余裕も精神的体力的な力もなくしてしまうと、引きこもり者は親の年金や資産や貯金にすがるか生活保護を受ける以外に生きる手立てがなくなってしまう。

 8050問題は、これからますます顕著になると思う。。
実家の解体工事を始める前に、残置物を回収し廃棄する作業が始まった。「残置物」という言葉には抵抗があるのだが、言い換えれば我が実家の約50年の歴史によって積み重ねられ、残された遺品の集合体。

 4人家族の50年の生活(私は出たり入ったり出たりだが)の中で残されたものすべてを要るものと要らないものに仕分けるのは精神的にも肉体的にも辛い。また、亡き弟の部屋には姉である私には見られて困るようなものもあるだろうし、私も弟が亡くなった部屋に入るのが辛い。

 ということで、仏壇と選んだアルバム以外は全部処分してもらうことにした。作業は4人がかり、3-4日はかかる……他者にはゴミの山に過ぎない、かつてのモノたちに切ない気持ちを抱いたが、私が新しい生活に入るための断捨離でもある。
先週末から今週にかけては、今年一番の仕事ピークだった。

 金曜土曜は、一年前からクライアントと話してきて立ち上げた、二ヶ年にわたる若手経営幹部候補アクションラーニング第一期の初日と第二日。ざくっと企業のビジネスモデルとライフサイクルによって求められるものの違い、パーソナリティ診断結果のグループフィードバックとリーダーシップ。紆余曲折あったが企業側の事務局の企画力調整力の高さもあり、無事に大役を果たさせていただいた。
 前日ギリギリまでパワーポイントのスライドがまとまらず、当日の流れでディスカッショントピックを追加するという自転車操業ながら、かつてグロービスで鍛えた即興的なディスカッションの組立てがうまく行った。マインドセットという言葉をぎりぎり最後まで使わず、最後で使う(マインドセットを変えろなんて説教したって人のマインドセットは変わらないのだ)。

 そして、中一日置いて、月曜日は初めてのクライアント様向けのダイバーシティ推進ワークショップ。女性リーダー候補と上司を別トラックでワークショップ(コンテンツは同じだがディスカッショントピックや視点は異なる)を走らせ、夕方のアクションプランは上司部下でペアになって行う進め方。
 日曜日昼まで電話で打ち合わせて、パワーポイントのファイルを待っていたのだが届かず、受け渡しは深夜になってしまうというトラブル。睡眠も浅いまま会場に向かう。
 でもこういうプレッシャーがある方がいい仕事ができる。女性リーダーに主体性を持たせるという課題に対して、こちらも主体性という言葉は使わず、自分の感情に対して誠実になること、相手に対して攻撃的にならずに自分の感情を伝えること、というメッセージを伝えることで受け身だった自分に気付くという流れをつくることができた。

 独立してしばらく経験していなかったタイプのファシリテーションを続けて成功させて、来年にはもう少し営業に出られるかも知れないという自信に結びついた。
昨日納期のレポートを上げて、来週後半から次の週にかけて仕事のピークになるため、合間を縫って喪中欠礼ハガキ作業。文面をつくり、亡き家族の住所録データを自分の住所録データにマージして送付リストを更新し、文面と宛先を印刷し、投函。

 ふたりの家族を立て続けに亡くした年に経験した、ショック、悲しみ、怒り、後悔、自責、他責、憎しみ、脱力感、無力感、打ちひしがれた思い、言っても詮無いと知りつつ繰り返し沸き起こる感情、ノスタルジア、家族の中でただひとり生き残った寂しさ、これから何年何十年かわからない後半生をひとりで生きることへの寄る辺なさ、諦め、哀しみ、寂しさ、家族を責任として引き受けることからの解放、遺産の継承と再構築、社会とのつながりの再契約のありかたの模索、ひとり株式会社というフリーランスと自営業の狭間で残りのキャリアのあり方の模索、などなど、言葉にしても尽くせないこの一年。

 直系の近親が私ひとりになったので、喪中欠礼を出すのもこれが最後。そして、自分の気持ちも多分、年越しして立春を過ぎることでひとつの区切りをつけられる気がする。
弟と母を相次いで亡くして約半年。緊急事態によるアドレナリン放出→諸手続きを終えて脱力→うつ再発前に睡眠改善で対応→7月頃から仕事再開→10月〜11月は結構忙しい(今ここ)。

 7月に友人を介して紹介された設計事務所と打ち合わせと現場の検証を経て、9月にモデルプラン承認。10月に契約を交わし、月極駐車場として貸している土地の明け渡し交渉、新居の家具のうち机と椅子(自宅を仕事場にする者にとっては腰痛などにならないよう重要)やキッチン・バスなどのシステム下見、解体業者の下見と見積検討。家具や電化製品などの廃棄と解体にかかる費用、残したいと思っている植栽の保護と移植ができるかどうか。

プロフィール
HN:
まりあっち
性別:
非公開
自己紹介:
タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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