タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
どうか、一組でも多くの家族が外部の支援を受けて地獄から抜け出せますよう。2年前に私がそうしようと思った時にはすでに遅く、弟は自死してしまったから。母は、弟の死に寿命を縮め、すぐに亡くなってしまったから。どうか、私の家族に起きた悲劇を、一組でも多くの家族が回避でき、克服できますよう。
「ひきこもる中年の我が子どうすれば」 鳴りやまぬ電話
「ひきこもる中年の我が子どうすれば」 鳴りやまぬ電話
川崎の児童ら20人が殺傷された事件や元次官が長男を殺害したとされる事件を受け、長くひきこもる子どもと暮らす、老いゆく親に動揺や不安が広がっている。専門家は、家族に過重な責任を負わせずSOSを出しやすくするよう、呼びかけている。
「児童ぶっ殺す」と長男 元次官、川崎殺傷よぎり殺害か
「ひとごととは、思えません」。東京都内に住む母親(71)は一連の事件の報道に、胸を詰まらせる。40代の娘は、不登校をきっかけに30年近くひきこもり、ここ5年間は話していない。家の中で包丁を持ち出して暴れ、自殺を図った時には、怖くて人に話せなかった。
「娘のことを恥ずかしいと思ってはいけない、隠してはいけないとわかりながら、家の外で何かしてしまうのではないかと思い、そうしてしまう。自己嫌悪で沈んでいます」。夫は、向き合うことから逃げていると感じる。自分もうつ状態になり、精神状態を保つのでせいいっぱいだ。「私もいつまでも生きているわけじゃない。先延ばしできないと思いながらも、衰弱してしまって誰かに相談する気になれません」
東京・巣鴨でひきこもりの当事者と家族を支援するNPO法人「楽の会リーラ」の事務所。川崎の事件以来、週2回の相談電話が鳴りやまない。「大声を出して家の外で迷惑をかけるんじゃないか」「世間に対して恥ずかしい」。40~50代のひきこもる本人の「川崎の事件で世間の目線が怖くなって家から出られなくなった」の声に交じって、60~70代を中心とした親たちの声が相次ぐ。娘が以前ひきこもっていた事務局長の市川乙允(おとちか)さん(72)は、「以前から親の不安は強かったが、川崎の事件で本人の不安定さが増し、親にも伝わっているのかもしれない」。
一方で、20年来、ひきこもりの当事者と家族からの相談を受けている精神科医の斎藤環・筑波大教授は、「親はわらにもすがる思いだと思うが、一部の暴力的な支援には頼らないでほしい」と話す。親からの依頼で来た支援業者に、ドアを破られ施設に連れ去られたという相談も多い。「『お子さんが通り魔になったらどうしますか』などと親の不安をあおる業者もいるが、本人の尊厳を傷つけトラウマ化させ、『自分を売った』と恨まれて親子関係も壊れ、かえって長期化しやすい」と指摘する。
一部SNS上には、元次官の行動に理解を示すような書き込みも相次いでいる。関水徹平・立正大准教授(社会学)は、「ひきこもりの支援に対して『国がお金を出してやるようなことか。家族の責任だ』と言われるような、家族主義的な風潮が背景にあり、追い詰めている」と指摘。しかし、「親やきょうだいは何とかしなければいけないと過重な責任を負わされて悲鳴を上げ、限界を迎えている」と話す。
「むしろ社会は『もっと頼っていい』『SOSを出していい』と発するべきで、必要なのは、家の外に居場所を増やし、家族の機能を分担することだ」
38都道府県に支部があるKHJ全国ひきこもり家族会連合会には、高齢の親から、家庭内暴力や、近所の音に対して大声を出すといった相談はあるが、家の外で暴力を振るうという相談はまれだ。内閣府の調査から中高年のひきこもりは61万人いるともされている。事務局長で、自らもひきこもった経験がある上田理香さん(47)は、「いまや特別なことではないので、家族だけで抱えず、話せなくても、まず自助会に足を運んで自分と似た家族の経験を聞くことで、悪循環から少しでも脱してほしい」と話す。(田渕紫織)
◇
《8050(ハチマルゴーマル)問題》 80代の高齢の親と、ひきこもる50代の未婚の子が同居する家族の諸問題を言う。70代の親と40代の子として「7040(ナナマルヨンマル)問題」とも呼ばれる。高齢化、未婚率の上昇など社会の構造変化が背景にある。長期ひきこもりに加え、介護離職、高齢者虐待、経済的困窮など、複数の困難が折り重なっている事例も少なくないとされる。現役世代の子が同居していることから、「高齢独居」「老老」世帯などと比べて、支援のはざまに落ち込みやすいと懸念されている。人口が多い「団塊ジュニア」を含む就職氷河期世代が中年期を迎えていることが、中高年ひきこもりの数を押し上げているという指摘もある。
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