タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
3日連続のお出かけ。シネマ歌舞伎『ふるあめりかに袖はぬらさじ』→映画『ボヘミアン・ラプソディ』→フェルメール展と、共通性はあまりない。
フェルメール展(上野の森美術館)
美術展に珍しくサイトで日時予約入れる形式。敷居高くなる人がいるかも知れないが、ある程度量をコントロールできる点で開催側にとってだけでなく、客の側にもメリットがあると思う……大英美術館もルーブルもプラドもMOMAも行ったけど日本の美術展は人多すぎるから。
しかし、11時に予約したとしても、11時予約した客で長蛇の列。1時間半毎の予約を、来た順に並んでもらって、少しずつ入れる方式。最初は長い列に面食らったが、時間になれば少しずつ入れてくれるので、館内は2重から3重ぐらいの列で十分作品は観られる。
そしてミニブックレットと音声ガイドがついてくるのは2,500円取るだけのことはある。異論ある人もいるかも知れないが、西洋絵画は解説があって理解できるところがある。宗教画とかギリシャ・ローマの歴史的エピソードを題材にした作品は特に。フェルメールの作品は同時代の肖像画が多いので西洋的バックグラウンドを知らなくても比較的にわかりやすいが、同時展示の作品は解説がないと読み解けないものもあった。
神話画や宗教画が比較的に少なく、風景画、肖像画、静物画、風俗画が多いのも、オランダにおける新教の普及(後にはスペイン王家とカトリックによる独立阻止の動きと独立戦争に発展する)、貿易業を中心とするオランダ経済の発展と市民階級の台頭、という歴史を知った上で読み込む方がいいと思う。ルーベンスがイタリア絵画の影響を受けながら広く活躍した巨匠たちがカトリック教会と王侯貴族の注文作品が多かったのに比べて、レンブラントの作品には富裕な市民から注文された肖像画が混じり始め、フェルメールと同時代の画家の作品は絵画が富裕な市民階級にも広がっていくのを感じさせてくれる展示だ。
寡作で知られるフェルメールの作品が8点も集められただけ充実した展示だが、見る価値があるのは3-4点というところ。それでも凄いといえば凄い。カラバッジョがイタリアの光と影を描けば、フェルメールはオランダの穏やかな陽差しに浮かび上がる人々の暮らしを描く。
フェルメール展(上野の森美術館)
美術展に珍しくサイトで日時予約入れる形式。敷居高くなる人がいるかも知れないが、ある程度量をコントロールできる点で開催側にとってだけでなく、客の側にもメリットがあると思う……大英美術館もルーブルもプラドもMOMAも行ったけど日本の美術展は人多すぎるから。
しかし、11時に予約したとしても、11時予約した客で長蛇の列。1時間半毎の予約を、来た順に並んでもらって、少しずつ入れる方式。最初は長い列に面食らったが、時間になれば少しずつ入れてくれるので、館内は2重から3重ぐらいの列で十分作品は観られる。
そしてミニブックレットと音声ガイドがついてくるのは2,500円取るだけのことはある。異論ある人もいるかも知れないが、西洋絵画は解説があって理解できるところがある。宗教画とかギリシャ・ローマの歴史的エピソードを題材にした作品は特に。フェルメールの作品は同時代の肖像画が多いので西洋的バックグラウンドを知らなくても比較的にわかりやすいが、同時展示の作品は解説がないと読み解けないものもあった。
神話画や宗教画が比較的に少なく、風景画、肖像画、静物画、風俗画が多いのも、オランダにおける新教の普及(後にはスペイン王家とカトリックによる独立阻止の動きと独立戦争に発展する)、貿易業を中心とするオランダ経済の発展と市民階級の台頭、という歴史を知った上で読み込む方がいいと思う。ルーベンスがイタリア絵画の影響を受けながら広く活躍した巨匠たちがカトリック教会と王侯貴族の注文作品が多かったのに比べて、レンブラントの作品には富裕な市民から注文された肖像画が混じり始め、フェルメールと同時代の画家の作品は絵画が富裕な市民階級にも広がっていくのを感じさせてくれる展示だ。
寡作で知られるフェルメールの作品が8点も集められただけ充実した展示だが、見る価値があるのは3-4点というところ。それでも凄いといえば凄い。カラバッジョがイタリアの光と影を描けば、フェルメールはオランダの穏やかな陽差しに浮かび上がる人々の暮らしを描く。
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タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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