タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
6月27日付「SHRM2010 大会参加メモ その1 はじめに」の続き。参加したセッションを軽く紹介し、さらっと感想を綴っておきたい。
SHRM Annual Conference – World’s Largest HR Conference Offering HR Speakers, Sessions, Training and Networking Opportunities
San Diego Convention Centerは観光地Gaslamp Quarterのすぐ南側、海に面したところにある。日本で近いイメージのところを言えば、横浜のみなとみらい地区、あるいはお台場の国際展示場というところ。
受付でチェックインを済ませて資料一式を受取る。海外からの参加者用に設置されたGlobal Networking Loungeに行き、首から吊す参加者用パスに"International Attendee"と"First Time Attendee"のリボンをつけてもらう。
10:00-11:00 International Orientation
今回は73ヵ国から約800人の海外からの参加者があったということで、初めての参加者用のオリエンテーションに海外参加者向けを分けて実施。
International Attendee向けのConerence Orientationに出席。大会の概要にプラス、海外からの参加者向けに簡単なクロスカルチャー的な解説。参加者同士声をかけあって挨拶する時にファーストネームで呼ぶのは親愛のあらわれだとか、握手する時に手に力を込めないと信頼できないと思われる可能性があるから注意しろとか、相手の目を見て話せとか。あと、服装コードはビジネスカジュアルと説明されていたが、Tシャツにジーンズもよく見かけるので推奨されるドレスコードよりはずっとカジュアル。
11:00-12:00 Conference Orientation
オリエンテーションは受けたわけだが、Keith Ferrazziが面白いからこっちも出てみないかとIさんに誘われた。
4つの絵をボード描いた。"◯"と"△"と"□"と"Z"。あなたはどのタイプ、と問いかけ。
"◯"は人間関係重視型。うち6割は整理整頓が苦手。
"△"は達成指向型。仕事を完遂するためには手段をいとわない。
"□"は体系だった仕事の進め方をする。でもデータベースがないと仕事をできない。
"Z"は芸術家肌。
多様な人たちがいて、強い関係性relationshipを構築できた時にイノベーションが可能となる。生産性も上がる。協力collaborationが重要になる。関係性を構築する5つのステップとは……という内容。
ちなみに、今大会のキャッチコピーは「A New Time for Growth/A New Focuson HR」。リーマンショック以降の経済危機の中でずっとダウンサイジングが続いて、職場の人間関係にも不信感が生まれ、ぎすぎすしてしまった。金銭的なインセンティブだけで社員を動機づけるのも限界にきている。やはり、働くことの意味
働きがいなど内発的な動機に着目し、会社と社員との関係にエンゲージメント(「絆」と日本語訳が当てられることもある)を改めて構築していくべきであり、HRはビジネスの成功に貢献する戦略な役割を演じるべきだ……というメッセージがキャッチコピーに込められた趣旨ではないかと理解している。
セッションの合間に、会場に出ていたプレッツェル屋台で、ソーセージをプレッツェルで巻いたプレッツェルドック$6とミネラルウォーター$3で昼食。会場価格ということで、高い……でも時間がないので他に選択肢がなかった。小ぶりだけど、みっしりつまったソーセージが腹持ちよさそう。
12:30~14:00 Super Sunday Sessions
4つの大きめな講演会。自分は「21st Century Leadership for a 21st Century Workforce」を聴く。プレゼンターはShirly A. Davis, Ph.D., director, Diversity & Inclusion Initiatives, SHRM, Alexandria, Va.。
手元にメモがない……流し聴いてたな(汗)。
14:30-16:00 Opening General Session with Steve Forbes
全体会議ということで、とても大きな倉庫のようなフロア。6~7千人は収容可能だろうか。昔のお台場のディスコみたい(汗)にライティングが当たって、あちこちに大きなスクリーンがある(プレゼンターの顔を大きく映し出したり、パワーポイントなど資料を大きく映し出したりするため)。うーん、世界で一番大きな人事関係者の会議だと言ってるだけのことはある。
プロのアナウンサーだかキャスターが登場し、SHRM幹部を紹介してそれぞれにスピーチ。日本のこの手の大会に比べるとプレゼン慣れした人たちがよどみなく進めていく。さすがに1時間もすると、飽きた聴衆の中にはメールチェックを始める人もちらほら出てきたけど(苦笑)。
今日のゲストスピーカーはForbesの社長兼CEOで雑誌"Forbes"の編集長、Steve Forbes。首に頸椎カラーを巻いて登場、「最近の株価のせいではない」と一発ジョークをかませる。
経済の現況に触れ、「そもそもHousingがずっと上がり続けるはずがない、憲法にそんなこと書かれてない」とリーマンショックの発端となった住宅ローンについて批判。
銀行や保険会社の経営幹部の態度を批判し、「integrity高潔さが求められている」という辺りまでは聴けたのだが……それでも人は自由市場だから人が工夫しイノベーションが生まれる、資本主義社会でなけりゃならん、という主張になってくると、うぅ、共和党大会みたいになってきたぞ(苦笑)。ごく、ぱらぱらとだけど、中座する参加者もいるなぁ。終わった後の拍手も、何となく、礼儀という感じ。
セッション終了後、SHRMの米国以外の活動を担当しているBrian Gray, VP of Global Membership ProgramへのIさんのインタビューを手伝った。
☆★☆★
米国到着2日目で日本との時差17時間ということもあり、夕方になって時差呆けが本格的に始まった。冷房が効きすぎた空調に加えて、広い倉庫みたいな会場は床から冷気が上がってくるので、全身冷え切ってしまった。
ホテルに着いた時はくたくた。夕食もスキップして、お風呂で少々身体を温めると、9時前にベッドに潜り込んだ。
SHRM Annual Conference – World’s Largest HR Conference Offering HR Speakers, Sessions, Training and Networking Opportunities
San Diego Convention Centerは観光地Gaslamp Quarterのすぐ南側、海に面したところにある。日本で近いイメージのところを言えば、横浜のみなとみらい地区、あるいはお台場の国際展示場というところ。
受付でチェックインを済ませて資料一式を受取る。海外からの参加者用に設置されたGlobal Networking Loungeに行き、首から吊す参加者用パスに"International Attendee"と"First Time Attendee"のリボンをつけてもらう。
10:00-11:00 International Orientation
今回は73ヵ国から約800人の海外からの参加者があったということで、初めての参加者用のオリエンテーションに海外参加者向けを分けて実施。
International Attendee向けのConerence Orientationに出席。大会の概要にプラス、海外からの参加者向けに簡単なクロスカルチャー的な解説。参加者同士声をかけあって挨拶する時にファーストネームで呼ぶのは親愛のあらわれだとか、握手する時に手に力を込めないと信頼できないと思われる可能性があるから注意しろとか、相手の目を見て話せとか。あと、服装コードはビジネスカジュアルと説明されていたが、Tシャツにジーンズもよく見かけるので推奨されるドレスコードよりはずっとカジュアル。
11:00-12:00 Conference Orientation
オリエンテーションは受けたわけだが、Keith Ferrazziが面白いからこっちも出てみないかとIさんに誘われた。
4つの絵をボード描いた。"◯"と"△"と"□"と"Z"。あなたはどのタイプ、と問いかけ。
"◯"は人間関係重視型。うち6割は整理整頓が苦手。
"△"は達成指向型。仕事を完遂するためには手段をいとわない。
"□"は体系だった仕事の進め方をする。でもデータベースがないと仕事をできない。
"Z"は芸術家肌。
多様な人たちがいて、強い関係性relationshipを構築できた時にイノベーションが可能となる。生産性も上がる。協力collaborationが重要になる。関係性を構築する5つのステップとは……という内容。
ちなみに、今大会のキャッチコピーは「A New Time for Growth/A New Focuson HR」。リーマンショック以降の経済危機の中でずっとダウンサイジングが続いて、職場の人間関係にも不信感が生まれ、ぎすぎすしてしまった。金銭的なインセンティブだけで社員を動機づけるのも限界にきている。やはり、働くことの意味
働きがいなど内発的な動機に着目し、会社と社員との関係にエンゲージメント(「絆」と日本語訳が当てられることもある)を改めて構築していくべきであり、HRはビジネスの成功に貢献する戦略な役割を演じるべきだ……というメッセージがキャッチコピーに込められた趣旨ではないかと理解している。
セッションの合間に、会場に出ていたプレッツェル屋台で、ソーセージをプレッツェルで巻いたプレッツェルドック$6とミネラルウォーター$3で昼食。会場価格ということで、高い……でも時間がないので他に選択肢がなかった。小ぶりだけど、みっしりつまったソーセージが腹持ちよさそう。
12:30~14:00 Super Sunday Sessions
4つの大きめな講演会。自分は「21st Century Leadership for a 21st Century Workforce」を聴く。プレゼンターはShirly A. Davis, Ph.D., director, Diversity & Inclusion Initiatives, SHRM, Alexandria, Va.。
手元にメモがない……流し聴いてたな(汗)。
14:30-16:00 Opening General Session with Steve Forbes
全体会議ということで、とても大きな倉庫のようなフロア。6~7千人は収容可能だろうか。昔のお台場のディスコみたい(汗)にライティングが当たって、あちこちに大きなスクリーンがある(プレゼンターの顔を大きく映し出したり、パワーポイントなど資料を大きく映し出したりするため)。うーん、世界で一番大きな人事関係者の会議だと言ってるだけのことはある。
プロのアナウンサーだかキャスターが登場し、SHRM幹部を紹介してそれぞれにスピーチ。日本のこの手の大会に比べるとプレゼン慣れした人たちがよどみなく進めていく。さすがに1時間もすると、飽きた聴衆の中にはメールチェックを始める人もちらほら出てきたけど(苦笑)。
今日のゲストスピーカーはForbesの社長兼CEOで雑誌"Forbes"の編集長、Steve Forbes。首に頸椎カラーを巻いて登場、「最近の株価のせいではない」と一発ジョークをかませる。
経済の現況に触れ、「そもそもHousingがずっと上がり続けるはずがない、憲法にそんなこと書かれてない」とリーマンショックの発端となった住宅ローンについて批判。
銀行や保険会社の経営幹部の態度を批判し、「integrity高潔さが求められている」という辺りまでは聴けたのだが……それでも人は自由市場だから人が工夫しイノベーションが生まれる、資本主義社会でなけりゃならん、という主張になってくると、うぅ、共和党大会みたいになってきたぞ(苦笑)。ごく、ぱらぱらとだけど、中座する参加者もいるなぁ。終わった後の拍手も、何となく、礼儀という感じ。
セッション終了後、SHRMの米国以外の活動を担当しているBrian Gray, VP of Global Membership ProgramへのIさんのインタビューを手伝った。
☆★☆★
米国到着2日目で日本との時差17時間ということもあり、夕方になって時差呆けが本格的に始まった。冷房が効きすぎた空調に加えて、広い倉庫みたいな会場は床から冷気が上がってくるので、全身冷え切ってしまった。
ホテルに着いた時はくたくた。夕食もスキップして、お風呂で少々身体を温めると、9時前にベッドに潜り込んだ。
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