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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
NHK BS1スペシャル「中国共産党100年 “紅い遺伝子”の継承
結党100年となる中国共産党。14億人を統治する「紅い遺伝子」とは?地方開発、思想教育、富と格差。ある地方の共産党支部の3か月の記録。見えてくる中国の現実。

結党100年を迎えた中国共産党は、14億人を一党独裁で統治している。「紅い遺伝子の継承」を掲げた新たな思想教育とは?習近平指導部が進める「原点回帰」とは。中国共産党の歴史は、現代にどう伝えられているのか。そして、多額の投資が動く地方開発、富と格差。ある地方の共産党支部の3か月の記録から見えてくる、中国のいまに迫る。
 中国共産党「紅軍」の長征(中国国民党との内戦)に関わったふたつの村が紅軍との関わりのエピソードをつかって観光地化しようとし、ひとつは成功しひとつはうまくいっていないという比較にもなるのが興味深い展開だった。

 湖南省沙洲村「半分の布団」紅軍に宿を貸した村人。感謝の印にひとつしかない布団を差し出そうとする紅軍に固辞する村人。困った末に紅軍は布団を半分に切って差し出す。
 習近平はこのエピソードを共産党員が党の原点を学ぶために重要と感じてスピーチ。村はそれを村おこしの材料に、博物館を建て、さらに共産党幹部の研修所をつくる。長雨に完成期日までに間に合わない事態になったが別の建設事故で安全重視の方針を明確化した党中央に責任を問われることを免れた。県の共産党幹部の協力を得て省の共産党幹部を招待して、優良村として表彰される。村人の子孫がレストランを開いて成功したり、ベンチャーキャピタルの出資を得て「布団」を商品化したり、資本主義社会と同様の経済開発が行われる一方で共産党が一党独裁している社会の仕組みを可視化している。

 一方の官了村。こちらは「一張借据」一枚の借用証。紅軍が村から食糧を調達するが、支払う現金がなく、借用証を残す。後年見つかった借用証をもとに共産党は村人に借金を返す。
 このエピソードをもとに観光地化を目指すが、観光客は来ない。党に評価してもらおうと演劇祭に劇を出すが、俳優が一言言い間違えたせいか、最下位に終わる。博物館は電気代もろくに払えず、山につけたパンダ型の望遠鏡はほとんど利用されず、村人たちは低所得者住宅に住み出稼ぎで生計を立てる。

 かつてのソ連とは違い、市場主義経済を取り入れて経済成長している中国だが、貧富の格差の拡大という側面も。。

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