忍者ブログ
タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
たまたまYoutubeでおすすめにリンクが出ていて、ついつい最後まで見てしまった。

BSプレミアム映像の世紀 (14) 運命の恋人たち
世界恐慌が吹き荒れる1930年代、一組のカップルに全米がくぎ付けとなった。後に、映画『俺たちに明日はない』のモデルとなった、ボニー&クライドである。州をまたいだ捜査ができなかった当時の法律の盲点を利用し、二人は銀行や商店を襲っては州外に逃走。警察の集中砲火を受けた壮絶な最期と数万の市民が列をなした葬儀を映像は記録している。恐慌に苦しんでいた人々は、資本家や警察を翻弄した彼らを英雄視したのだ。20世紀、カメラは、歴史を動かした人々のラブストーリーをとらえてきた。大英帝国の王座をかけた国王エドワード8世と人妻との禁断の恋、「ナチスのファーストレディー」と呼ばれたマクダ(宣伝大臣ゲッベルスの妻)のヒトラーへの異常な愛、モナコ大公と結ばれながら「私の人生がおとぎ話だと思うことこそ、おとぎ話のようです」と語った女優グレース・ケリーの孤独、そして21世紀の男女の垣根を超えた性的少数者(LGBT)の新たな愛のカタチ、歴史の激動の裏で繰り広げられたラブストーリーを描く。
 英国王エドワード8性とウォリス・シンプトン。エドワードはウォリスが離婚した後に結婚を望んだが、英国国教会が反対、弟アルバート公が重度の吃音だったため王室も退位に反対する中、英国民に対してラジオ放送を通じて退位宣言。ウォリスと結婚するが事実上の王室追放で、一時はナチスドイツのヒトラーとも接触しイギリスに和平を提唱。王位を継いだ弟ジョージ6世はチャーチルの徹底抗戦を支持。長女エリザベスが後を継ぎ現代のエリザベス2世に。1967年にエドワードの母メアリーを称える碑を建立したエリザベス女王はエドワードとウォリスを初めてイギリスに招待し、夫妻は初めてイギリス王室を訪問。ふたりは生涯添い遂げた。

 宣伝大臣ゲッベルスの妻マグダ、すさまじい生涯。28才で資産家と離婚した上流階級出身のマグダはナチスのゲッベルスの演説会に出席し、ゲッベルスに惹かれると同時にヒトラーを崇拝するようになる。妻を持たないヒトラーを支える「ナチスのファーストレディー」としてゲッベルスとの間にもうけた子供6人とともにプロパガンダ映画に出演(多い時は年に30本)。夫は仕事を通じて知り合った女優と次々に関係を持ち、結婚生活は冷え切っていたが、マグダは最後までヒトラーのために「ファーストレディー」を演じ、ベルリン陥落後、地下壕でヒトラーが自らのナチス党員第1号のバッジをマグダに授ける。ヒトラーが愛人のエヴァ・ブラウンと自殺した後に、ゲッベルス夫妻は子供たちとともに自殺(子供たちの立場を思うと哀れ……)。

 イングリッド・バーグマン。ベルリンでちょい活動するとハリウッドに移り、清純派女優として成功。夫と子供がいる身でロベルト・ロッセリーニ監督と恋に落ち、監督の子供を身ごもる。当時、アメリカ議会で批判されるほどの世論を巻き起こし、ハリウッドを追放される。監督との関係を貫き、再婚して3人の子供をもうけ、やがて女優としてハリウッドに復帰。たおやかな顔を持ちつつ、心はとても強靱な女性。

 グレース・ケリー。1956年にモナコ公国レーニエ大公と結婚し、世紀のロイヤルウェディングと呼ばれる。フィラデルフィアで煉瓦工の4人の子供のうち3女として生まれる。スポーツマン指向の強い父親は病弱な3女グレースに冷淡で、グレースは生涯、父親の愛に飢えて育つ。女優としてハリウッドに進出して4年でアカデミー賞主演女優賞を獲得するが、父親のコメントは「我が家の一推しは長女」という冷淡なものだった。「プリンス・チャーミング」と呼ばれたレーニエ公に見初められて結婚したが、王室の人々はアメリカ出身で平民のグレースに冷淡だった。1982年、自動車事故で死亡、52才。

 LGBTの人々。ワイマール憲法下のベルリンでは同性愛者のコミュニティができた。性科学研究所のマグヌス・ヒルシュフェルトは同性愛を研究、自らも同性愛者だった。1943年に成立したヒトラー政権は同性愛者を弾圧、同性愛を理由に検挙された人は5万人にも及ぶ。うち多くが強制収容所で虐待を受ける。
 戦後、アメリカを席巻した赤狩り。FBI長官フーヴァーは同性愛者も迫害したが、じつは自らも同性愛者ではないかと疑われている。
 アラン・チューリング。イギリスの科学者でドイツのエニグマ暗号を解読した。19才の青年と関係して有罪判決を受け、刑として性ホルモンを投与される。2年後死亡、自殺と言われる。
 ニューヨーク、同性愛者たちStone Wallの反乱。警察に襲撃されたバーの名前。これに抗議する同性愛者の声が世界中に広がる。
 イギリス、ロックスターのエルトン・ジョンはバイセクシャルであることを告白。2005年にシビル・パートナーシップ制度が成立するとパートナーのファーニッシュとともに第1号に。その後、法改正が行われ、正式のカップルに。
 その後LGBTを公言する有名人。ジョディ・フォスター、ティム・クック、フレディ・マーキュリーなど。
 2019年レインボーパレードはStone Wall 50周年を記念。レズビアンを告白していたレディ・ガガがステージで高らかに宣言する。


PR
BS日本映画チャンネル
このドキュメンタリーがすごい!
なぜ君は総理大臣になれないのか
映画館で見たかった作品だが、コロナ禍もあってチャンスを逃していた。9月5日にBS日本映画チャンネルで放映していたので録画し、時間のあった今週に見た。

 2016年7月に民進党(当時)で議員として4期目に入った小川淳也(当時45才)の取材開始。選挙区は香川1区で四国新聞のオーナー一家出身の平井卓也(デジタル庁の立ちあげに自民党きってのIT通として関わったというが、見ている限りはiPadが使えるだけのネトウヨに過ぎない)がずっと勝っていて、小川は比例区で復活当選。小川によれば、党内でも選挙区を勝ち上がった議員に比べて比例区議員は肩身が狭いらしい。

 総務省の官僚だった小川は、やむにやまれぬ政治への思いから代議士に転身。政治とは関わりのなかった両親、妻、娘たちも選挙運動に関わらざるを得ない。両親たちは淳也が純粋すぎて政治には向かないんじゃないかという心情を見せるが、息子の人生の選択を応援している。娘たちも子供の頃は父の顔がでかでかと載ったポスターが町中に貼られるのを嫌がったが、今では父の選挙に同行したり支持者に電話かけたりすることを厭わない。

 圧巻は、民進党が希望の党に合流することになったが、小池百合子の「排除します」の一言で希望の党に移籍するか無所属で出るかなど選択を迫られた2017年の衆議院選挙。小川は前原の側近だったために希望の党に移籍して選挙に臨んだが、この政争の中で批判もあり、選挙区では平井卓也に敗れ、比例復活当選。

 映画では取り上げられていないが、小川はその後一時無所属として活動し、2020年に立憲民主党に合流する。次の総選挙で野党が政権取るために小川淳也は欠かせないと思う。

 なお、大島監督は平井卓也の取材も含めた続編を準備中のようだ。
『なぜ君』大島新監督はなぜいま「続編」を撮り始めたのか
新・映像の世紀 第2集 グレートファミリー 新たな支配者
第一次世界大戦が終結し、1920年代、未曾有の好景気に沸いたアメリカは欧州列強に取って代わり、世界のリーダーに躍り出た。その頃現れたのが、巨大財閥・グレートファミリーだった。一族は新しいビジネスに乗り出し、新興国アメリカを資本主義大国に押し上げた。いち早く新しいエネルギー・石油に目をつけ、資本主義の悪魔とも呼ばれながら人類史上最大の富豪となったロックフェラー家。大統領よりも強い発言力を持ち、金融界を牛耳ったモルガン家。死の商人から転身し、新製品を次々に生んだデュポン家。大量生産を軌道に乗せ、車を大衆の乗り物とした自動車王フォード。さらにアメリカのふりまく富の匂いは、世界中の移民も引き寄せ、超大国アメリカの基盤を形作った。しかし、繁栄が天井知らずだったぶんだけ奈落も底なしだった。20年代最後の年、アメリカを大恐慌が襲う。
一族の公開されたプライベート映像を駆使しながら、グレートファミリーの野望を描き、今の私たちが住む現代資本主義の原型を生んだ欲望の時代を見つめる。

 見応えがあった。30年前、アメリカ留学前にこの特集を見ることができたならば、ニューヨークでの過ごし方も少し違っていたかも知れない。

ロックフェラーとスタンダード石油
1911年に独禁法ができたのは、スタンダード石油が油田ではなく石油精製や輸送と販売のチャンネルを独占していたから。市場シェア90%だった、ひえー。
敬虔なプロテスタントであり、出会った人に5セントdimeを配る篤志家でもあり、一方では容赦なくビジネス上の敵やライバルを根こそぎたたき落とす非情なビジネスマンでもあり。

モルガン ウォール街の帝王
J.P.モルガンとモルガンJr.
 1912年に沈没したタイタニック号はモルガン一族の所有物だった(保険金が下りたらしい)。
 大陸横断鉄道、General Electric、AT&T、General Motors、帝国ホテルなどモルガンの資本が入っていた。関東大震災の復興公債1億5千万ドルを引き受けた。
 第1次世界大戦で連合国側に資金を公債で調達した。パリ講和会議でイギリス側にモルガン商会のトーマス・ラモントがいて、イギリスに貸し付けた戦費回収のためにドイツに莫大な賠償金を課した。当時、経済学者のケインズが批判した。結果的にこの賠償金が引き金となり、ドイツはナチス政権を誕生させてしまった。

デュポン
 レーヨン、ナイロン、セロファンなど化学製品を産み、セロファン包装によって流通小売ではスーパーマーケットが可能となった。ナイロンnylonはNow You Lowsy Old Nipponという、日本の絹製品に対抗するフレーズの頭文字から取ったとか。
 もともとは火薬メーカー。第1次世界大戦の連合国側の火薬の40%を供給していた。「死の商人」とも呼ばれた。

ロックフェラーJr.
 石油王初代ロックフェラーの息子。
 1914年、コロラド州ラドローの炭鉱で9千人がストライキに入った。その鎮圧に女子供含めて大量虐殺を起こした(映画『イントレランス』に詳しい)。
 ロックフェラー財団としてマラリアや黄熱病に取り組み、貧困撲滅を進める側面も。

ロスチャイルド
 イスラエル建国に関わる。イスラエル建国の父のひとりとして紙幣に肖像。

ヒルトン
 ホテル王。

オナシス
 海運王。何度も結婚と離婚を繰り返した中でも有名な妻は、オペラ歌手のマリア・カラスと元ケネディ大統領夫人のジャクリーヌ。

チェース・マンハッタン銀行
 world peace through tradeというビジョンを掲げる。

関口宏のもう一度近現代史
第96回 「昭和20年(1945)沖縄戦・原爆実験・ポツダム宣言」
昭和20年6月23日に沖縄では組織的な戦闘が終了。多くの悲劇が起こった沖縄戦とはどのような戦いだったのでしょうか?一方、アメリカでは人類初の原子爆弾の実験に成功しますが、その裏で起こった各国の駆け引きとは!?7月26日には、日本に無条件降伏を迫る「ポツダム宣言」が発表されます。実はこの宣言、意外な方法で日本に伝えられました。それは…。今回は昭和20年5月から7月までを見ていきます。
 昭和20年は2ヶ月単位で事実を追っているが、毎回濃い。先日見た沖縄戦のドキュメンタリーが思い出されて、民間人が巻き込まれる度合いの強さが辛い。でも、沖縄で起こったことは、ベトナムでも、パレスチナでも、レバノンでも、アフガニスタンでも起こっている。
 そして、日本はここに至っても、世界中を敵に廻しながら、世界情勢が読めない。ヤルタ会談でソ連が対日参戦する密約を結んだことを知らずに、和平仲介を期待している。この食い違いが、広島や長崎、満州やシベリアでさらなる悲劇を呼ぶ。
「特攻 知られざる真実海中調査で迫る“最期”」
沖縄の海に眠るアメリカの軍艦。その調査から76年前に行われた旧日本軍の特攻作戦の詳細が見えてきた。死を前提とした作戦を強いられた若者たち。その最期の思いとは?

沖縄本島沖、水深40メートルに眠るアメリカの軍艦「エモンズ」。太平洋戦争の末期、旧日本軍の特攻作戦で大きく損傷を受け沈められた。7年に及ぶ潜水調査の結果、「若者の命と引き替えに行われた作戦」がどのように実行されたのかが浮かび上がってきた。さらに、今回新たに見つかった手記や日記、関係者の証言から、エモンズに特攻を行ったとみられる部隊の最期の日々も見えてきた。戦後76年、知られざる特攻作戦の真実。

 この夏に見たドキュメンタリーの中でも白眉。海底に沈んだ米駆逐艦の破壊状況から沈没に至らしめた特攻を再現する、という手法で残酷な真実を明らかにした。
 特攻した飛行機は九八型直接協同偵察機。戦闘機ではなく、脚を畳めないプロペラ機だった。
 乗り組んだ誠36,37,38隊(戦死26人)の飛行士は、沖縄戦直前に召集された、多くは民間出身。航空機操縦の基礎を兵士に指導していた。ところが戦況の悪化により飛行学校が閉鎖され、職を失った教官たちがリストラで特攻要員にされたのだった。
 洋上航法や推測航法ができないと宮崎から沖縄まで正確に飛べないが、陸軍は教えていなかった。多数が沖縄に到着する前に米軍に撃ち落とされたとみられる。偵察機には機関銃が搭載されていないので、迎撃されても除けるか逃げるしかない。
 エモンズに特攻した5機は、当日は本曇りの天気だったので雲の中に隠れて迎撃を逃れたとみられる。
 近現代の戦争は、どれだけ効率的に大量に敵を殺せるか、どれだけ効率的に味方の損耗を防げるかが基本になっていると思う。だから兵士が自らの命を捨てて攻撃してくるバンザイアタックは米軍の兵士にとっても衝撃的だった(おそらくイスラム過激勢力の自爆テロも同じ意味で西洋社会には衝撃だろう)。
 沖縄戦のドキュメンタリーでも感じたけど、人の命がいかに軽く扱われていたか、衝撃的……。

NNNドキュメント「学校安全の現在地 付属池田小殺傷事件から20年
大阪教育大学附属池田小学校の乱入殺傷事件から20年。8人の子供が犠牲になった事件の後、全国の小学校では、設備の安全や、子供を守るためのマニュアル、研修などが導入されている。しかし、幼い命が犠牲になる事件は後を絶たない。「子どもたちを守ることができなかった…」当時の教師たちの深い後悔から生まれた「学校の安全」への誓い。事件当時在校生だったディレクターが、現状と課題を取材する。
 事件当時は関西に住んでおり、知人の中に(学年違いだが)お子さんを池田小に通わせている人がいたので、かなり印象に残った事件。wikiに「日本の犯罪史上稀に見る無差別大量殺人事件」。

NHK映像の世紀プレミアム 選(4)「英雄たちの栄光と悲劇」
20世紀、大衆は英雄を求め続けた。リンドバーグ、ロンメル将軍、チェ・ゲバラ、ケネディ大統領、モハメド・アリなど、英雄たちの知られざる姿にスポットを当てる。

英雄たちの知られざる姿にスポットを当てる。大衆に追い回され、息子の誘拐事件までがマスコミに連日報道された「空の英雄」リンドバーグ。「砂漠の狐」と恐れられ、敵国の首相チャーチルまでが賞賛したドイツの将軍ロンメル。大国と戦い続け、日本など世界の国々を回ってキューバの自立を目指したチェ・ゲバラ。黒人差別にあらがい、徴兵拒否によってリングの外でも戦い続けたモハメド・アリ(初回放送BSプレミアム2017年)
映像が圧巻。

NHKスペシャル「混迷ミャンマー 軍弾圧の闇に迫る」
4月に放送して国内外で大きな反響を呼んだNHKスペシャルの第2弾。その後、ミャンマー国内の状況はさらに悪化し、軍の弾圧によって少なくとも900人以上が死亡している。なぜ軍はそこまで“暴走”を続けるのか?番組では、軍から離脱した複数の将校の証言に加え、軍の内部資料を入手。そこから、軍の体質や、巨大な「利権構造」が見えてきた。今回も衝撃的な現地映像を入手し、デジタル調査報道を展開。軍弾圧の実態に迫る
 ミャンマー国軍が市民を殺してもいいという価値観を持っているのが衝撃的。そして一部の国民が武装ゲリラ化していく実態。
 また、軍系企業グループMEHLとMECの株を現役軍人や退役軍人が保有していて、配当という形で軍に利益が流れている実態も。日本のゼネコン・フジタが合弁で建設しているコンプレックスは2月から賃貸料を払っていないそうだが、日本から進出している企業は400社ほどもあるそうだ(そして日本ミャンマー協会って日本に研修生送っているだけでなく経済的にも利権あるだろうな)。


プレミアムカフェ 選 青の時代(1)ピカソ/(2)ココ・シャネル(2011年)
巨匠たちの青の時代 (1)哀(かな)しみから見えた青の光 ピカソ(2011年)20世紀を代表する画家ピカソ。若き天才にふりかかった親友の自殺。これを境に苦悩の中で、巨匠へと踏み出した瞬間を見つめる。(2)ココ・シャネル 閉ざされた時代に自由の翼を(2011年)ファッションの変革者ココ・シャネル。孤児として修道院で暮らした日々、歌手をめざした10代…。自由を求めて闘った若き日のドラマを描く。

 ピカソの「青の時代」を決定づけた親友カサヘマス(カサジェマス)の自殺。終生手放さなかったカサヘマスの顔(右こめかみの弾痕も生々しく)を描いた3枚の油絵。

 ココ・シャネル「わたしは19世紀の喪に立ち会っているのだ。ひとつの時代が終わろうとしていた」20世紀に出現した働く女性たちのための服。上流社会との付き合いをつくったエティエンヌ・バルザンとシャネルが「彼こそ私が愛したただひとりの男よ」と言わしめたアーサー・"ボイ"・カペル。昔、高口里純がシャネルを描いた漫画に出ていたなぁ。

プレミアムカフェ選(1)M・デイビス(2011年)/(2)加古隆(2013年)
(1)巨匠たちの青の時代 帝王への扉を開けたサウンド マイルス・デイビス(2011年)ジャズトランペッターの帝王マイルス・デイビス。デビューまでの挫折と模索の日々を支えたのは何か?新証言で迫る。/(2)旅のチカラ パリは未だ燃えているか 旅人 加古隆(2013年)作曲家、加古隆が自らのスタイルを磨いた創作の原点、パリ国立音楽院を訪れ、青春時代の仲間や若き後輩と交流。新たな音楽への思いに燃える。

 大学時代に少しジャズにはまった時期があって、マイルス・デイビスとかジョン・コルトレーンとかビル・エバンスとか聴いてたなぁ。それから10年ほどして、ニューヨークに留学した時にはBlue Note New Yorkもちろん行った。

 『パリは燃えているか』はNHK映像の世紀で毎回流れるので、メロディが頭に流れてくる。

NHK BS1スペシャル「中国共産党100年 “紅い遺伝子”の継承
結党100年となる中国共産党。14億人を統治する「紅い遺伝子」とは?地方開発、思想教育、富と格差。ある地方の共産党支部の3か月の記録。見えてくる中国の現実。

結党100年を迎えた中国共産党は、14億人を一党独裁で統治している。「紅い遺伝子の継承」を掲げた新たな思想教育とは?習近平指導部が進める「原点回帰」とは。中国共産党の歴史は、現代にどう伝えられているのか。そして、多額の投資が動く地方開発、富と格差。ある地方の共産党支部の3か月の記録から見えてくる、中国のいまに迫る。
 中国共産党「紅軍」の長征(中国国民党との内戦)に関わったふたつの村が紅軍との関わりのエピソードをつかって観光地化しようとし、ひとつは成功しひとつはうまくいっていないという比較にもなるのが興味深い展開だった。

 湖南省沙洲村「半分の布団」紅軍に宿を貸した村人。感謝の印にひとつしかない布団を差し出そうとする紅軍に固辞する村人。困った末に紅軍は布団を半分に切って差し出す。
 習近平はこのエピソードを共産党員が党の原点を学ぶために重要と感じてスピーチ。村はそれを村おこしの材料に、博物館を建て、さらに共産党幹部の研修所をつくる。長雨に完成期日までに間に合わない事態になったが別の建設事故で安全重視の方針を明確化した党中央に責任を問われることを免れた。県の共産党幹部の協力を得て省の共産党幹部を招待して、優良村として表彰される。村人の子孫がレストランを開いて成功したり、ベンチャーキャピタルの出資を得て「布団」を商品化したり、資本主義社会と同様の経済開発が行われる一方で共産党が一党独裁している社会の仕組みを可視化している。

 一方の官了村。こちらは「一張借据」一枚の借用証。紅軍が村から食糧を調達するが、支払う現金がなく、借用証を残す。後年見つかった借用証をもとに共産党は村人に借金を返す。
 このエピソードをもとに観光地化を目指すが、観光客は来ない。党に評価してもらおうと演劇祭に劇を出すが、俳優が一言言い間違えたせいか、最下位に終わる。博物館は電気代もろくに払えず、山につけたパンダ型の望遠鏡はほとんど利用されず、村人たちは低所得者住宅に住み出稼ぎで生計を立てる。

 かつてのソ連とは違い、市場主義経済を取り入れて経済成長している中国だが、貧富の格差の拡大という側面も。。

BS1スペシャル 「戦場に消えた住民〜沖縄戦 知られざる従軍記録〜」
母親や少年少女まで戦場へ送られ犠牲になった沖縄戦。家族に何があったのか、遺族が長年問い続けてきた詳細が未公開資料から明らかになる。▽語り:国仲涼子▽朗読:ゴリ

76年前、20万人以上が犠牲になった沖縄戦。住民たちは戦闘員以外にも、炊事や看護要員などとして男女の区別なく軍に動員された。家族はどのように軍に組み込まれ、なぜ命を落としたのか。これまで遺族すら知ることができずにいた詳細が、未公開資料から明らかになる。ある母親と少年少女が見た戦場の実態を漫画家・比嘉慂のイラストで再現。戦場に消えていった住民たちの知られざる従軍記録。▽語り:国仲涼子▽朗読:ゴリ

 沖縄戦のことは歴史的知識として多少は知っていたつもりだが、これほどまでに非戦闘員が動員され巻き込まれていったものだと初めて知った。少なくとも12万人の住民が駆り出されたが、ほとんど記録が残っていない。戦後、米軍に占領された沖縄で聴き取り調査があり、その記録が残っていた。
 日本軍の沖縄戦に対する意識。日本の捨て石に。現地調達。「根こそぎ動員」で米兵を「一人十殺」……正気でそれを実行するのだから言葉がない。
NNNドキュメント'21『瀬戸内海がゴミ箱になる日
瀬戸内海がゴミで溢れている。正体はプラスチックゴミだ。そのゴミを拾い続ける岩田功次さん60歳。「潮や風で集められたゴミスポットのゴミを拾い続ければ、海のゴミはなくなる」。そのスポットは瀬戸内海に500か所あるという。ほとんどの場所は陸から見ることができない。誰も知らない間に、日本最大の内海がゴミ箱と化している。累々と重なるプラスチックゴミの山に挑む岩田さん。この美しい海はゴミ箱じゃない。
ご夫婦揃ってゴミ拾い(年間1,000万円かかるそうだ。補助金をいろいろ使っても大変)するだけでなく、参加者を募ってゴミ拾いツアーをして2トントラック20台分のゴミを回収するというところが素晴らしかった。拾えば拾うほど自治体の役所の負担が増える、燃やすと汚染物質の問題があり炉を痛めるので埋めるしかないという問題の指摘も。

NHK ETV特集
「戦火のホトトギス」 ▽17文字に託した若き将兵の戦争 柄本佑朗読
「銀漢も泣け わが部下の骨拾ふ」「敵艦あはれ 銀河の空へ燃ゆるとき」…明治30年創刊の俳句雑誌「ホトトギス」。戦時中も発行が続けられ、誌面には日本が広げた戦地からの投句で埋められています。中国で壮絶な戦死を遂げた若い士官の最期。軍医からの軍艦〇〇と伏せ字の投句。俳句を手がかりに投稿者の追うドキュメンタリー。故郷で五七五を受け取った家族の今は…17文字に託した名もなき人々の戦中戦後を描きます。
 「動員の夜はしづかに牡丹雪」も心に残った。

関口宏のもう一度現代史
第95回 「昭和20年(1945)ひめゆり学徒隊・ドイツ降伏」
今回は慶良間諸島を制圧した米軍がいよいよ沖縄本島へ上陸を始める。日本軍が取る作戦は「持久戦」。本土決戦を一日でも遅らせるための戦い方だ。そこに動員されたのは旧制中学の生徒たちからなる「学徒隊」。そして日本軍は大々的な特攻作戦を始め、戦艦大和も特攻作戦で沈没する。ソ連は日ソ中立条約の破棄を通告、これが戦後にまで尾を引く問題に…。ヨーロッパでは終戦に向け大きく動き出す。イタリアではムッソリーニが銃殺、ベルリンではソ連軍に包囲されたヒトラーが自殺。ドイツは無条件降伏する。残された枢軸国・日本はどのような対応をしたのか…。大戦の終わりが見え始めた昭和20年3月からを詳しく見ていく。
 昭和20年は2ヶ月を1回分で取り上げているが、本当に密度が濃い。イタリア・ドイツが崩壊して、次回はいよいよ「昭和20年(1945)沖縄戦・原爆実験・ポツダム宣言」。

一回目のワクチン接種直後からジム通いを控えているが、二回目のワクチンから一週間余り経った明日からジム通いを復活させようかと予約を入れていた。しかし、お盆休みとオリンピックの影響が出て来た先週のsurgeからジム通いを断念し、明日からヨガマットと踏み台昇降運動用のクッションで自宅での運動に振り返ることとした。

 大好きなオオゼキやカルディでの買い物も、半分とはいかなくても3回を2回に減らす感じ。すでに生協に入って週1回届けてもらう体制なのだが、ヨドバシやamazonに加えて、野菜の産直通販も利用し始めている。

 医療が崩壊しつつある怖ろしい状態。一人暮らしの自分は孤立死のリスクを抱えている。猫たちのためにも、できるだけリスクを回避するしかない。
プロフィール
HN:
まりあっち
性別:
非公開
自己紹介:
タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
最新コメント
最新トラックバック
ブログ内検索
本棚
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
Livedoor BlogRoll
バーコード
カウンタ
忍者ブログ [PR]