タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
仕事に関連するボキャブラリー。
ブログ「人事コンサルタントのBlog」より
ディレールメント
IEC(株式会社アイ・イー・シー)のサイト
連載企画 人事教育の穴 永井隆雄
職場の中の「困った人たち」分析(1) 職場とは困った人との格闘技 !?
職場の中の「困った人たち」分析(2) 困った人にどう対処するか、まさしく管理者の腕の見せ所 !
職場の中の「困った人たち」分析(3) 困った人とは脱線者
職場の中の「困った人たち」分析(4)脱線現象は防衛によるもの
以下、防衛機制の種類として「抑圧」「反動形成」「投射/投影」「退行」「摂取/同一化」「否認」「置き換え、転移」「昇華」「合理化」が紹介されています。網羅的なリストでありがたいです。
あと、この項で面白かったのは、低業績者の自己イメージについて。ある会社で評価の低い社員を集めてアセスメントを行った時に、彼らの自己評価を訊くと驚くべき内容だったというところ。
「私はかなり仕事ができる。上司も分かっているはずだが、もし分かっていないなら上司が無能」とは、まさしく「認知的不協和状態」を修正にかかっている好事例ですわ(苦笑)。
周囲の認識より自己評価が異常に高いために問題となっている人を、私は何人か知ってるからなぁ……(大苦笑)。これはこれで、困ったちゃんである。
高業績者のディレールメントに話を戻すと。
職場の中の「困った人たち」分析(5) コンピテンシー+問題特性の両方を見ることが重要
コンピテンシーにも詳しい永井さんだけのことはある。コンピテンシーを「理想的行動レベル」「標準的行動レベル」「問題行動レベル」で表現し、ディレーラーの問題行動を逆コンピテンシーという形で見せてくれている。
そして、過剰行動のリスト。これがありがたい。
このリスト、よくできている……思い当たる案件がある^^;。
ブログ「人事コンサルタントのBlog」より
ディレールメント
しかし、有能で高い業績を上げている人達には、コンピテンシーだけでなくマイナスの行動特性もあることがある。例えば、管理職の場合
・ 部下の意見や行動に対して常に否定的な対応をする
・ 日頃から部下の意欲を下げるような言動がある
・ 細かいことまでにいちいち口をはさみ部下に仕事を任せることができない
などである。
このように優秀な人達が陥りやすいマイナスの行動特性のことを「ディレールメント(レールを踏み外す)(問題行動)」と言う。そして、このディレールメント(問題行動)が機会損失に結びつくと考え、排除する必要が出てきている。
IEC(株式会社アイ・イー・シー)のサイト
連載企画 人事教育の穴 永井隆雄
職場の中の「困った人たち」分析(1) 職場とは困った人との格闘技 !?
職場の中の「困った人たち」分析(2) 困った人にどう対処するか、まさしく管理者の腕の見せ所 !
職場の中の「困った人たち」分析(3) 困った人とは脱線者
このように、成功することが次なる失敗の原因となることは、脱線現象として研究が進んでいます〔※※〕。電車の脱線をイメージするとよいのですが、低速では脱線しにくい。むしろ必要な減速を怠ったとき、電車は軌道を外れてしまうのです。
〔※※〕脱線のことを英語で「derail」―ディレール―という。文字通り、レールを外れることである。仕事上の成功が失敗を導く現象を「キャリア・ディレール」ということがある。
脱線しそうな人、あるいは脱線してしまった人のことを総称して「困った人」と捉えることができるでしょう。困った人にはもともと優秀だった人が多いし、少なくとも自分のことをすごく優秀だと思い込んでいるものです。だからますます周囲は困ってしまうのです。ところが、困った人は、自分のことをそれなりに優秀だし、まんざらでもないとうぬぼれているため、あまり周囲の言うことには耳を貸さない。馬耳東風を決め込み、核心に触れる発言には自己防衛的になることが少なくない。周囲もだんだん相手しなくなり、ますます孤立してしまうことになるのです。
職場の中の「困った人たち」分析(4)脱線現象は防衛によるもの
このような脱線現象は、人間の防衛機制が絡まったものです。防衛機制とは、欲求不満などによって適応が出来ない状態に陥った時に、不安が動機となって行われる再適応のメカニズムを指します。
以下、防衛機制の種類として「抑圧」「反動形成」「投射/投影」「退行」「摂取/同一化」「否認」「置き換え、転移」「昇華」「合理化」が紹介されています。網羅的なリストでありがたいです。
あと、この項で面白かったのは、低業績者の自己イメージについて。ある会社で評価の低い社員を集めてアセスメントを行った時に、彼らの自己評価を訊くと驚くべき内容だったというところ。
それ以上に研修に当たった私が驚いたことは、彼らの自己評価です。各自に自分が職場でどのように評価されているかと尋ねたところ、次のような回答が返ってきました。
・少なくとも並以上には評価されているし、上司の依頼事項をそれなりにこなしている
・上司は基本的に的外れな指示をすることが多く、フォローが大変。だが、それなりにはやっているし、今後も上司を支えていきたい。
・私はかなり仕事ができる。上司も分かっているはずだが、もし分かっていないなら上司が無能。
このような回答が大変【白牡丹注・「大半」のtypoではないかと思う】で、自己が並以下、それも最低の評価になっていると素直に認める人はいなかったのです、つまり、自己評価、自己イメージが周囲との大きく乖離していることが大きな特徴だったのです。
【中略】
この点、AGP行動科学分析研究所が実施した調査分析をみても、高業績者よりも低業績者で自己評価は高く、少なくとも周囲との評価では低業績者群で自己評価が上回っていると数社の結果で明らかになりました。つまり、並以下の人材は自分のできていないことに十分な自覚がないのです。
「私はかなり仕事ができる。上司も分かっているはずだが、もし分かっていないなら上司が無能」とは、まさしく「認知的不協和状態」を修正にかかっている好事例ですわ(苦笑)。
周囲の認識より自己評価が異常に高いために問題となっている人を、私は何人か知ってるからなぁ……(大苦笑)。これはこれで、困ったちゃんである。
高業績者のディレールメントに話を戻すと。
職場の中の「困った人たち」分析(5) コンピテンシー+問題特性の両方を見ることが重要
先ほど紹介した職場での脱線現象は、問題特性(ディレールメント)という言葉とともに近年では職場におけるリーダーシップや人材育成を考える際、重要な概念として注目されてきています。つまり、せっかくの才能や能力を活かせないまま終わってしまうこと、持ち前の才覚や自信、意欲など成功のための条件がかえって災いして失敗してしまうことをディレールメントといいます。そしてディレールする人のことをディレーラーというのです。
コンピテンシーにも詳しい永井さんだけのことはある。コンピテンシーを「理想的行動レベル」「標準的行動レベル」「問題行動レベル」で表現し、ディレーラーの問題行動を逆コンピテンシーという形で見せてくれている。
そして、過剰行動のリスト。これがありがたい。
傲慢さ
1. 他人の意見に対して、理由をつけて否定的な態度を取ってしまう。
2. 他を軽んじる横柄な態度、高慢なものの言い方をしてしまう。
3. 何もかも自分の実績だと手柄や成果を独り占めしようとする。
4. 物事の解決に当たり、他人の意見や提案を聴こうとしない。
過剰防衛
5. 他人から強く批判されると、苛立ち、反抗的態度を取ってしまう。
6. 自分の過ちや欠点を指摘されると、感情的になる。
7. ミスや不都合があっても、自分はあくまでも悪くないと言い訳に終始する。
8. 些細なことで癇癪を起こし、ヒステリックに反応する。
思い込み
9. 突き詰めれば正しい答えを持っているのは自分だけと思っている。
10. 自分の意見に根拠もなく固執し、修正することができない。
11. 意見の異なる他人の言い分には理由を変えてでも反論する。
12. 自説にこだわり、傾聴姿勢に欠ける。
冷淡さ
13. 同僚や部下に対して思いやりのない態度を取ってしまう。
14. 同僚や部下に対して薄情で、共感的な態度が取れない。
15. 他人の失敗やミスには不寛容で、激昂し罵倒する。
16. 同僚や部下が相談しようとしても、親身に接することがない。
このリスト、よくできている……思い当たる案件がある^^;。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
まりあっち
性別:
非公開
自己紹介:
タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
最新記事
(11/18)
(09/05)
(07/21)
(05/12)
(08/05)
最新コメント
カテゴリー
最新トラックバック
ブログ内検索
本棚
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
Livedoor BlogRoll
最古記事
(09/03)
(10/23)
(01/17)
(02/17)
(03/15)
アクセス解析
アーカイブ
カウンタ