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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
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「Mさん(仮名。私のことです)、あなたのやってきたことはやはり正解だと思うよ。我々はトレーニングプログラムを提供しているんじゃない、顧客部門のビジネスイシューを解決するための手段を提供しているんだ。今まで提供してきたソリューションを含めて、ケースをもっと顧客にアピールしなさい」

 滅多に人を褒めない上司(人事部長)が、褒めて励ましてくれた。もちろん、その前後には、いろいろと悩ましい仕事の件で苦言もあり、今後もっとやらねばならないことについての指示も受けているのだが。

 私の仕事は、一般的に言えば教育・研修マネジャーだ。しかし、この2年間ぐらい、教育・研修プログラム開発を展開しつつも、顧客部門のビジネス上の悩みや課題について、話を聞き込み、それを「集合研修」や「外部で公開されている研修」の紹介にとどまらず、人材育成や組織のパフォーマンスを高めるプロセスに落とし込んできた。

 アメリカではOrganization Development/Organization Effectiveness/Performance Consulting/Performance Improvementなどと呼ばれている分野で、従来のTraining&Developmentの発展形として既に存在している。私が勤めている会社は、同じ外資系でもヨーロッパ系の会社であるせいか、グローバルの人事部門にそのノウハウも意識もない。見よう見まねで試行錯誤しつつ、ローカルの人事部門の一部として顧客部門の話を聞き込み、経験を少しずつ積んでいる。

 会社によっては直接に外部コンサルタントに回す仕事でもあるが、我々は一旦話を聞いて、ニーズと我々が持っているノウハウによって外部・内部のノウハウを使い分け、継続的に顧客である事業部・部門トップの悩みや課題に応えようとしている。

 それぞれの事業部や部門のビジネスニーズに対して的確なプロセスをデザインすることによって事業部や部門のパフォーマンスを上げる分野でキャリアを築きたいと思ってきた私にとっては、継続的に相談案件が入っており、その経験をもとに新たな顧客を開拓するように上司に励まされる状況にもあり、本当にやりがいがある。

 10年ほど前、今の上司が人事部長になる前は「所詮はトレーニングだろ」と一刀両断にされて口惜しい思いをしたこともあったが、今日の言葉は私にとって何よりも嬉しい褒め言葉だった。これからも頑張るぞ。
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タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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