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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
 5年前に3つの幹部育成プログラムを異なる幹部候補の層に始めた時には、プログラムが成功する保証は何もなかった。けど、5年も続けると、社長が交替しても、他社と統合して組織が多少変わっても、協力者が増えてくる。

 5年前に3つの幹部育成プログラムを始められたのは、当時、日本人初の社長として就任した今の会長が、社長就任翌日に私のデスクに来て「まりあっち(仮名)さん、若手幹部育成をやりたいんだけど」と言ってくれたことがきっかけ。この機会を逃すまいと、半年後に社長と自分の上司である人事本部長と私の3人で打ち合わせをした時には、ふたつの研修プログラムのコンセプトができていた(上司とは打ち合わせなしだったんだけど、幸いなことに、イメージぴったりだったなぁ……今だったら、事前にもっと意見交換して、企画書までつくっていたと思うが^_^;)。3つめのプログラムは、ちょっと遅れてコンセプトを産んだ。

 会社としては前例のない長期のプログラムを3本も、リストラの翌年に立ち上げた。上司や社長のバックアップもあったし、関係者の中で特に抵抗するシニアマネジャーもなく、実現にこぎつけたのはラッキー。そして、各プログラムには、社長をはじめ、できるだけ経営幹部が参加できるようにした。レクチャーする役だったり、プログラムの参加者からの提案を聞いて評価したりコメントする役だったり、懇親会に同席してもらう役だったり、いろいろ。

 昨日始まった、3泊3日(前泊が前提)が3回の某事業部の若手リーダー候補向け研修などは、昨日だけで、事業本部長が挨拶し、事業部のマーケティング部長がマーケティング的な考え方についてレクチャーし、懇親会には去年の参加者が体験談を語り、さらに社長が交流のために参加した。次回以降にも、事業部の営業統括部長、会長がどこかで登壇することになっている。このプログラムをパートナーシップを組んで提供してもらっているコンサルタントからは、これほど幹部が研修に強力する企業は滅多にないと言ってくれる(しかも、それぞれが的確なメッセージを参加者に伝えてくれるのが、また嬉しい)。

 参加者は毎年違うけど、毎年毎年、ますます参加者の心をつかむ研修になってきているのは、企画運営する私たちの熱意以上に、こうして協力してくれる関係者の熱意が伝わるからだろうと思う。
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タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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