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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
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今日この記事を読んで心がざわついた。

人とギャンブル-<ギャンブル依存症からの生還 回復者12人の記録>より 帚木蓬生
ギャンブルに費やす時間とお金を工面するために、ギャンブル症者は嘘をつきはじめます。嘘をつき、言いわけをします。嘘に至っては、家の中や身内に振り込め詐欺がいるのと同じ状況になります。家族や親族、友人、同僚、知人、近所の人はころりとだまされて、お金を与えたり貸したりします。ギャンブル症者はこの金の工面のため、朝起きて夜眠るまで嘘を考えているので、嘘八百どころか嘘80万の状態になります。言いわけもつきもので、不実な態度を注意されても、ノラリクラリと言いわけですりぬけ続けます。

 この嘘と言いわけが人間を変えます。その終着点が3ザル状態と3だけ主義です。自分の病気が見えない(見ザル)、人の忠告を聞かない(聞かザル)、自分の気持ちを言わない(言わザル)で、何を考えているのかさっぱりわからない人間になってしまいます。親友などできるはずはありません。

 3だけ主義は、大切なのは今だけ(将来などどうでもいい)、大切なのは自分だけ(妻子や親兄弟などどうでもいい)、大切なのは金だけ(愛情や友情など知ったことか)です。

 54才で亡くなった弟の晩年はアルコール依存(これは薬服用で絶ってもらった)でニコチン依存でギャンブル依存だった。オンラインゲームとカード対戦ゲームだったと思う。母の年金のほとんどが弟の一日の食費兼小遣いに使われ、弟はその多くをゲームに使った。最後の5年ばかり、母の家計を管理した私に見せる小遣い帳を付けていたが、ゲームに使った費用は書かれず、残高も一度も書かれない、ごまかしの帳面だった。

 亡くなった時、銀行預金の残高は千円を切っていた。親や私に黙って借金してなかっただけ、ましではあったけど。

 上の文章を読み、あぁギャンブル依存が弟に嘘を言わせ、言い訳に走らせたのだなぁと、改めて思った。人格ではなく、依存症がそうさせたのだと。。
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タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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