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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
 京浜急行が羽田~品川間の「エアポート特快」直行便を走らせることになったので、京浜蒲田駅を通過することに。京浜急行の高架化に補助金を出してきた大田区は収まらない。

京浜急行:「エアポート快特」蒲田通過 反対区民大会に600人--大田 /東京
◇松原区長「地域エゴではない」
 品川駅と羽田空港を結ぶ京浜急行「エアポート快特」が京急蒲田駅(大田区)を通過するダイヤ改正を翌日に控えた15日、同区で「京急蒲田駅通過反対区民大会」が開かれ、区民や国会議員、区議ら約600人(区発表)が参加した。
 大会では快特の停車を求める決議案を採択。大会終了後、区幹部らが京急本社を訪れ、ダイヤ改正について再考を求めた。区によると、同社は相談なくダイヤ改正を決定した経緯などについて謝罪したが、ダイヤ改正見直しは「答えを持ち合わせていない」と述べるにとどまったという。ダイヤ改正は予定通り、16日に実施される。
 同駅周辺の高架化事業に対する区負担分は約200億円に上る。松原忠義区長は大会のあいさつで「ノンストップになるために十数年協力してきたわけではない。常軌を逸する行為だ」と批判。参加した女性(78)は「だまし討ちみたいだ。京急の利用をボイコットしようかとも思う」と憤っていた。
 ダイヤ改正で、同駅に停車する羽田空港行きの電車は1時間に9本から6本に減少する。区側は4月下旬に新ダイヤでは快特が通過することを知り、同社に抗議していた。
 この問題を巡っては、石原慎太郎都知事が14日の会見で「大した問題ではない」などと発言。これに対し、大会終了後会見した松原区長は「大田区にとって大変な問題であることに変わりない」と話した。その上で、「(区側の考えは)地域エゴではない。今後は協議の場をしっかり持っていきたい」と述べた。【神足俊輔】


 羽田空港から京浜急行を利用する乗客の大半には、京浜蒲田は単に品川方面と川崎・横浜方面の分岐点だというだけで、わざわざ京浜蒲田で下車するケースは少ないだろう。京浜蒲田で停車しないのは利便性向上につながるということになる。

 かつては正月恒例の箱根駅伝でも難所になっていた京浜蒲田の踏切が高架化によってなくなり、第一京浜の混雑緩和にも一役買っている。大田区は高架化に172億円の税金を投入しているのだから、ぎりぎりまで京浜蒲田駅通過を知らされなかった大田区長と区議会はいい面の皮。

 大田区が色をなすのも、京浜急行の高架化に補助金を出してきたことに加えて、JR蒲田駅周辺から京浜蒲田駅周辺にかけての地域再整備の前提が狂うからだと思う……蒲蒲線とか。

 石原都知事が「大した問題じゃない」と発言することで、地元側の感情をさらに煽っているんだよな(苦虫)。沖縄基地移転問題、東京都23区のひとつである大田区の地域問題への視点のバランスに「国政についてパフォーマンス発言する前に、都知事として仕事をしてくれ」とツッコミ。

 京浜急行は予定通り京浜蒲田駅スルーの特快を運行することにしているようだが……住民税を払っている区民して、今後の展開を注視することにしよう。

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