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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
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組織には6種類の人間がいる
~マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田励司社長(3)

 組織には6つの集団がいます。周囲に影響を与えたり、組織を動かせるリーダー(指導者)、その横にいてリーダーに対していろいろ言ってあげられる参謀、言ったことをちゃんとやるフォロワー(追随者)。あとは言ったこともやらなくて、ぐれているパラサイト(寄生者)、リーダーの逆で周囲を腐らせるキャンサー(組織のガン)。最後の1つはエイリアン(異端者)。エイリアンは、個人としては才気煥発で優れているけれども、コンサバティブな組織の中では排除される傾向にあります。


組織を腐らせる「キャンサー」の見抜き方
~マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田励司社長(4)

【Q】 6つの集団のお話に非常に感銘を受けました。「エイリアン」と「キャンサー」の見分け方について、お答えいただければと思います。


柴田 キャンサーには典型的な行動パターンが3つあるんです。1つは他責ということ。何か問題があったときに、自分じゃなくて周りが悪かったという話になる。1回ぐらいはそういうことがあると思うんですけど、毎回そういう展開の人はかなりキャンサーの疑いがあるんです。

 2つ目には、社内ポリティクス(政治)を駆使すること。例えば社長のところに行って、「副社長がこんなことを言っていましたよ」と、ちょっとデフォルメして言います。「副社長、けしからんですね」と。そうすると社長が、「そうだよな、あいつ、けしからんな」と言うと、「そうだよな、あいつ、けしからんな」という言葉だけを取って、あるいはそのメールの部分だけカット・アンド・コピーして、「社長がこんなことを言っていましたよ」と副社長に会う。

 そうすると、お互いに直接コミュニケーションを取ってないのに、「あいつ、けしからん」となって、組織がおかしくなっていく。こういう似たようなことをやる人はキャンサーの可能性が非常に高い。

 3つ目には、若くて自分を脅かしそうな人が出てくると早期に摘もうとする。会議の場で、しどろもどろになりながらいい意見を言っているような人がいると、「それはだめ」と言ってつぶしにかかる。そういう人はかなりキャンサーの可能性がある。

 この3ついずれにも該当した場合にはかなり濃厚なキャンサーなので、これは排除しないといけない。私も以前は何とか再生できるかなと思ったんですけどだめですね。場を変えない限り無理です。排除されることをお勧めします。


 たまたま英語で事業部トップと話した時に「アイツはキャンサーだ」という話が出ていた。その人の例を聴くと、どうも1と2には該当しそうだ……(汗)。
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タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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