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タレントマネジメントスペシャリスト"まりあっち"のブログ。
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 基礎に立ち返って復習中。



 人事の仕事をしている人でも「組織開発」という領域を聞いたことがない人もいるかも知れない。なぜ日本であまり知られていないのか、つらつらと考えてみたが、どうも日本の会社では人事部の中でも「人事企画課」とか「人事課」がこの領域を兼任しているような気がする。

 もっとも外資系でも「組織開発」を専門化した部署として持ったり専任の担当者を置くことはまだまだ少ないと思う。「人材開発(課)」「研修(課)」といった部署が兼任しているケース、「人事(課)」が兼任しているケースの方が多いかも知れない。

 「組織開発」とは、一言でいえば組織の活性化、組織の生産性や健全性を高めて活力を引き出す手法といえる。具体的には、組織の業務フローがうまく回っているか、チーム内のコミュニケーションがうまく取れているか、会社のビジョンや価値観が共有されて望ましい企業文化・企業風土が形成されているか、などを分析し、問題があればそれを改善する手段を計画し、顧客部門の合意を取り付けながら実行し、検証していくというプロセスコンサルティングを取っていく。

 組織開発という分野はアメリカでは1960年代にすでに語られ始めているが、人事の分野としては比較的に新しい。

 方法論は多岐に渡り、コーチング、会議のファシリテーション、変革のマネジメント(M&A後のカルチャー統合、組織再編における移行期のマネジメント、新たなビジョン・価値観への移行など)なども組織開発の手法の中に含まれる。人材開発や戦略的人事プロジェクトとの境目をきっちり引くこと自体が難しいだろう。

 コーチングやファシリテーションといった各論では昨今よく新刊が出ているが、組織開発という領域に関する本は日本語版では悲しいほど少ない。『組織開発ハンドブック』ぐらいか。この本にしてもプロセスコンサルティングについては余り取り上げていないし……(汗)。


 ぼちぼちと関連する本を読んでいこう。
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タレントマネジメント(人材開発・組織開発・パフォーマンスマネジメント・採用など)のスペシャリスト。
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